◆自治体DX 視察@上里町
流山市議会議員として視察に行く場合、議会事務局が相手方の議会事務局に連絡をして、どんな目的で視察に行きたいかと伝え、受け入れしていただけるのかを確認、受け入れ可能だったら、質問項目を先にお伝えして伺うというお作法があります。
今回、自治体DXの好事例として総務省に紹介されていた上里町にぜひ伺いたいと思い、問い合わせをしていただきました。実は今、どこの自治体も定例会直前、一般質問に向けて各議員がヒアリングを重ねている所ですので、視察をお断りしている自治体が多いのです。(議会は3月、6月、9月、12月にあります。)
上里町も議会準備でとてもお忙しい中、総合政策課で視察を受け入れて下さいました。上里町は高崎線に乗っていきます。私は
鈴木 ゆうすけ議員と一緒に東武野田線から高崎線へ。片道2時間30分の旅でした。
神保原駅に到着する際、扉の前で待っていると・・・なぜかドアが開かない。ホームに停まっているはずなのに扉が開かない。なぜ?と思っていたら・・・
そうです!開ボタンを押さないとドアが開かないんですね~。
寒い時期だけなのかと思ってました~。
ギリギリで気づいた私たちは、まさにギリギリセーフで神保原駅に降り立つ事が出来ました。
鈴木議員が「斬新な乗り過ごしをする所でしたね。」と仰ったのがツボってしまい、私は大爆笑しながら駅の階段を上りました。
改札口に議会事務局の方がお迎えに来て下さっていて、無事に上里町役場こむぎっちに到着しました。素敵な建物だな~と思って中に入ると・・・町長と副町長がお待ちです!という事で、大変恐縮しつつも町長室へご挨拶に。
山下博一町長と島田邦弘副町長がお迎えくださいました。
実は今回の視察の最大の目的は、ICTリーダーを各課に配置した事、そしてDXを進めるにあたり、どんな権限をもった人がトップになるのか、またどうしたら各課のDX化が進むのかを知る事でした。
実際にお会いしてわかったのは、DX化が進んだ大きな理由の一つに山下町長のこれまでの経歴が関係している事がわかりました。首長の得意な事、関心のある事は、市政にも反映されやすいと言えるのかもしれません。
「部や課の仕事を理解できていない者が他部署のDXを進める事」「ITやシステムに関して詳しい人がいないからDXについて検討もされず全く進まない部署があるという事」が現時点での問題点であり、DXを推進するためには「人」と「人」との接し方が一番重要であるというお話が一番心に残りました。
これって、私が市民活動でも感じてきた事だなと思います。
リーダーになってもらう人に求めているのは、知識よりもコミュニケーション力!うまく課と課を繋いで欲しいという事。
これは今後流山市でもスタートする重層的支援でも同じ事が言えると思います。
今回、研修を担当して下さった職員のお二人は、これまでの上里町のすべてを私たちに教えて下さいました。しっかり持ち帰って、流山市でも自治体DXを進めていきます!
そして最後に議場拝見。(相馬市議会に続き2か所目)
とっても素敵な議場でした。